さて、皆さんは投資についてどれほどの知識を持っているでしょうか。
今この記事を読んでいる方には、投資に触れたことがない方、つみたてNISAや株式投資など、言葉だけは何となく知っている方、普段からチャートと向き合い活発にトレードを行っている方など、様々な方がいらっしゃると思います。
しかしこの記事を真面目に読もうと思っていらっしゃる方のほとんどは投資に触れたことがない方、いわゆる投資初心者の方だと思います。
そこで、この記事では投資初心者の方にもわかりやすく、投資とは何か？ということにフォーカスして、投資の基本的な知識や概念について詳しく解説していきます。
そもそも投資とは？
さて、そもそもの問題として、まずは投資とは何か？について解説していきます。
まず結論から言うと、投資とは、自分の資産を何かの目的を持って活用することを言います。
一般的には、将来利益が見込める企業、もしくは特定の金融商品(例えば貴金属や資源など)に自らの資産を投入することを総称して投資、と呼ぶのです。
また最近では自己投資という言葉がありますが、自分の成長に期待して自分の時間やお金を使うことも、ある意味では投資といえるのです。
なぜ投資をするの？
投資の目的とは？という質問に対して多くの人はお金儲けのため、と答えるでしょうか。
おそらく、ほとんどの場合においてそれは正解といえるでしょう。
・投資をして豊かな生活を送りたい
・将来の生活への不安をなくしたい
・自分の夢を実現したい
・働かずに生きていきたい…
などなど投資でお金を稼いで、自分や家族の生活を豊かにしたいという願いが、人々が投資をする最も大きな目的なのではないかと思います。
また、お金儲けのほかにも自分のスキルを磨きたい、世界の情勢をもっと知りたい、詳しくなりたいというような方も中にはいらっしゃるので、すべての方がお金儲けだけを目的にしているわけではないという実情もあります。
世の中が投資を後押ししている
また、世の中が投資を後押ししている、ということもあるのではないかと思います。
例えば銀行にお金を預けていれば、金利というものがつきます。
今では大体年0.003%程度しか金利はつきませんが、実は1990年12月末を見てみると年6.08%となっています。
また、近年の経済状況や社会の変化により、人々の金銭的安定への意識が高まっています。
銀行に貯金しているだけでは昨今のインフレや経済の変動に対しては十分な対策とは言えず、未来に向けた資産形成には不安が残るのです。
そういった世の中の動きも、最近になって投資が注目されている大きな要因なのです。
投資は自分の資産を守るための手段
正しく知識を持って投資を行うことで、自分の資金や資産を適切に配分し、自分が成長する機会を逃さない、というのは投資の大きなメリットです。
例えば、株式や不動産などに投資をして正しく運用をすれば、資産の価値を増やすことができるでしょう。
また、投資によって売買収益や株式などの配当を得ることで、本業とは違った収入源を得ることもできるのです。
投資の種類と特徴
さて、ここまでで投資とは何か？という事となぜ投資を行うのか？についてはご理解いただけたかと思います。
ここからは投資にはどのような種類があるのか、6つの代表的な投資方法を例に挙げて、それぞれの特徴について解説していきます。
よくある投資の種類
1.株式投資
まず初めに株式投資です。
投資、と聞くと真っ先にこれを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
株式投資とは企業の株式を購入して、株価の変動によって利益を得る投資方法です。
また、株式を所有しつづける場合、あなたはその企業の株主となります。
株主になる＝その企業の持ち主になるという事で、出資した金額に応じた配当金や優待を得られるほか、企業の経営方針に意見することもできます。
なお、株式の場合発行している企業が経営破綻した場合、その株式は無価値になってしまいます。
2.債券投資
債券投資とは、政府や企業が発行する借り入れ証券である債券を購入することで、貸し手として利益を得る投資方法です。
債券は一定期間後に元本と利息を返済する必要があるため、利息分がすべて収入になるわけです。
債券の収益性は比較的安定しているので、投資の中でもローリスクであるといえます。
その代わりリターンは少ないことが特徴です。
また、お金を貸した相手が破綻した場合、株式同様に無価値となってしまいます。
しかし株式よりもリスクが低く安定しているため、資金の安全性を確保したり長期的な収益の確保を重視する場合に適しています。
3.不動産投資
不動産投資とは、 住宅、商業物件、土地などの不動産を購入し、賃貸収入や不動産の価値の上昇を目指す投資方法です。
不動産投資は安定した現金収入や資産の成長を得ることを目的に投資を行うので、購入する物件の需要の安定性など、いわゆる物件選びが大切です。
不動産投資は株式や債券と違って、破綻によって無価値になるリスクは低いですが、入居率の低下や不動産市場の価値の低下などのリスクも伴います。
4.商品投資
商品投資とは金属やエネルギー(原油など)、農産物などを取引を取引して利益を出す投資方法です。
基本的に株式や債券のように長く持ち続けることはせず需要・供給の変化により価値が変動するものを安く仕入れ高く売ることで利益を出すことを目的とします。
将来の価格変動を予測し、適切なタイミングで売買を行う必要があるため情報収集と市場の理解が成功の鍵となるほか、世界情勢などによっても大きく価格が変動することがあるため、市場にかかわる要素が複雑になりやすい点にも注意が必要です。
5.投資ファンド
投資ファンドとは専門家が複数の投資家から資金を集めて、それを一括で管理し株式や債券、不動産などへ投資を行う方法です。
株式、債券、不動産、商品などの複数の項目に分散して投資をし、その運用成果が投資金額により割合で分配されます。
投資ファンドの利点は、各商品に専門的な知識を持ったプロの投資家が投資を行うこと、また各項目への分散投資によるリスク軽減、手軽な投資参加が挙げられます。
投資ファンドにもさまざまなタイプがあり、リスクやリターンの性格に応じて商品を選択することが重要です。
6.外国為替投資(FX)
外国為替投資とは、異なる通貨間の為替レートの変動を利用して利益を狙う投資方法です。
よくFXなど呼ばれているため、皆さんにはこちらの方が耳なじみがあるのではないでしょうか。
FXは通貨間の為替レートの変化に応じて利益を得ることを目指します。
株式などは基本的には市場が開いている時間にのみ取引が出来ますが、FXは24時間取引が可能で、日中は時間がない方などでも参入しやすい取引方法です。
しかし、世界の経済や政治情勢などが為替相場に影響するため、寝ている間に急激な変動を起こすという事も往々にして起こりえます
世界中でこの投資方法を行っている人が多いことから高い流動性があることも大きな特徴です。
また、ほかの投資方法にはないレバレッジというものを活かせることも特徴であり、最もハイリスクハイリターンな投資方法であるといえます。
投資のリスク管理と成功には自分に合った投資方法の選択が大事
さて、ここまでで投資にもいろいろな種類があることがお分かりいただけたかと思います。
すべての投資方法に言えることですが、投資には大きなリターンを得ようとするほど、大きなリスクもつきものです。
例えば株式や債券などでも持っている資産の価値が0になることもありますし、FXでは借金を負うようになることもあります。
大切なのは紹介した投資方法を自分なりに組み合わせて自分の目標や生活スタイルに合わせてリスクとリターンのバランスを考えることです。
投資はうまく使えば、自分の資産を守り増やす心強い武器であることは間違いないですが、一歩間違えればいたずらに自分の資産を減らすことにつながります。
皆さんには投資を通じて、自分なりの人生の目標を達成してほしいと思います。
今回の記事はここまで、またお会いしましょう。
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